Interview
036
Linking Work & Life
2025.10.06
物流管理スタッフ
- 物流管理
- フォークリフト
- 新卒入社
- 女性社員
たくさんの失敗が、成長のきっかけに
- 入社した年
- 2020年
- 休日の過ごし方
- ライブ、旅行
- やりがいを感じる瞬間
- 忙しい一日をチームみんなでやり切ったとき

< 入社のきっかけ >
物流に興味を抱いたきっかけは、“日本への引越し”
子どものころ、家族で海外に住んでいた時期がありました。その影響もあり、将来の夢はずっと「海外に携わる仕事」に就くこと。大学では外国語を専攻し、少しずつ夢に近づいてきた感覚がありました。そんな私が物流に興味を持つようになったのは、就活中にふと思い出した、“日本への引っ越し”がきっかけです。
海外から日本に戻ったとき、すべての荷物がなくなることなく、傷ひとつつかずに届きました。当然といえば当然ですが、大きな家具から小さな雑貨まで、ちゃんと日本の家に届いたんです。当時はまだ子どもでしたので、特別何かを感じたわけではありませんでしたが、大学生になって過去を振り返ったとき「物流ってすごいな」と改めて実感したんです。
日常生活においても、ネットで買った商品が翌日には届く時代。もはや当たり前の感覚になっていますが、改めて考えてみるとすごいことだと思います。注文してから届くまでの裏側では、一体どんな仕組みで、どれだけの人が関わっているんだろう—。そんなことを考えているうちに、一連の流れが知りたい、裏側を見てみたいという気持ちになりました。何社か検討する中でSBSロジコムに決めたのは、全国展開している拠点の多さや扱うアイテムの幅広さ、大企業の安定性といった部分に惹かれたからです。

< 仕事で心掛けていること >
失敗のたびに心がけていたのは、その失敗を必ず生かそうということ
物流業界では、アルバイトから経験を積んで、そのまま社員になる方も多いようです。ですが、私はまったくの未経験からのスタート。入社したばかりのころは、まさに「わからないことがわからない」状態で、とにかく不安しかありませんでした。現場ではルールを理解できずに戸惑ったり、人員配置の判断を誤って従業員の方に負担をかけてしまったり…。数えきれないくらい、たくさんの失敗をしてきました。
それでも失敗のたびに心がけていたのは、その失敗を必ず生かそうということです。「なんでうまくいかなかったんだろう」という振り返りはもちろん、理解できなかったことは必ず先輩に聞き、しっかりとメモを取りました。成長に近道はないと信じ、一歩ずつ積み重ねてきたんです。
入社して2年か3年がたったころ、30人以上の作業員を束ねる現場をはじめて任されることになりました。先輩社員もいましたが、日によっては私ひとりで現場を回さなくてはいけません。プレッシャーで押しつぶされそうでしたが、なんとか無事に業務をやり切れたとき、「私でもやればできるんだ」と大きな自信につながったことを覚えています。
あの経験からは、たくさんしてきた失敗も無駄にはならないということを学びました。ひとつずつ仕事を覚え、できることが増えていったと同時に、責任という自覚も芽生えてきたようです。未経験からのスタートで大変なこともありましたが、これまでの積み重ねが今の自分につながっていることは間違いありません。

< 仕事のやりがい >
この仕事の一番の達成感は、忙しい一日をチーム全員でやり切ったとき
物流の現場は、決められた段取りどおりに進む日ばかりではありません。急な依頼やデータの遅れ、天候による配送の影響など、思い通りにいかないことも少なくないんです。そんなときこそ大切なのは、仲間との連携。ときには他の現場と協力しながら人員を融通し、声を掛け合い作業を進めます。「私はここが担当だから」という姿勢ではなく、困ったときは支店全体で協力し合う、そんな関係性を目指しています。
私が特にやりがいを感じるのは、忙しい一日をチーム全員でやり切った瞬間です。「今日も無事に終わってよかったね」と声を掛け合ったとき、ひとりでは得られない達成感があり、仲間と働く楽しさが実感できるんです。
以前、フォークリフトの免許を取ったばかりで不安を抱えていたメンバーの練習に付き添ってあげたことがありました。私自身、かつては同じ経験をしたので、不安な気持ちはよく分かります。物流の現場は、ひとりの活躍だけでは成り立ちません。お互いを思いやりながら協力し合うことで、チームの力ははじめて発揮できるはず。だからこそ、私は日々の声掛けや情報共有を欠かさずに、同じ目標に向かって進める関係づくりをとても大切にしています。
< SBSロジコムの魅力 >
自信が持てるようになったのは、信じて任せてもらえる環境があったから
この仕事の魅力は、少しずつでも着実に自分の成長を実感できること。私自身、任される範囲が広がるにつれ、できることが増え、見えるものが広がっていきました。最初は小さな現場からのスタートでしたが、慣れてくれば新しい荷主さまや新たな業務を任されるようになります。もちろん領域が広がれば責任も大きくなりますが、きっとそれ以上にやりがいも大きくなると信じています。
また、SBSロジコムでは成長を後押しする制度として、研修体制が整っているのがとても心強いと感じます。私が印象的だったのは、コミュニケーションに関する研修でした。私はもともとかなりの人見知り。相手に自分の想いを伝えることには、少し苦手意識がありました。そんななか、この研修で学んだ「伝え方ひとつで相手の受け止め方が変わる」という視点が、自分にとってはとても良い気づきだったように思います。
オフの日は友人と出かけることが多いのですが、ふとしたときに私が担当した商品が店舗に並んでいるのを見かけると、「私たちの仕事が社会を支えている」ことを実感でき、とても誇らしい気持ちになるんです。子どものころは何も感じなかった海外からの引っ越しも、今振り返れば物流のすごさが垣間見える場面。あのときの無意識的な経験が、いまの仕事の原点になっているのは間違いありません。
ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛
(インタビュー取材 2025年9月)
取材メモ:
柔らかな雰囲気とチャーミングな印象とは一転、フォークリフトを操る姿には凛としたかっこよさがあり、そのギャップが魅力的でした。
従業員一人ひとりの負担を見ながら人員采配する姿からは、思いやりと責任感の強さを感じました。
写真撮影では笑顔を絶やさずポーズをとっていただき、終始和やかに撮影が進みました。
