Interview

025

Linking Work & Life

物流管理スタッフ

  • 物流管理
  • 女性社員

物流のことを、もっと知りたい

入社した年
2021年
休日の過ごし方
DIY
仕事終わりの楽しみ
新しく“お迎え”した家族のお世話
職場で地図の説明をする女性スタッフ

< 入社のきっかけ >

「またこの仕事に戻りたい」と思わせてくれたのは、支店長の一言でした

実は正社員になる前、派遣社員として約4年間働いていました。契約満了を機にいったん退職したのですが、SBSロジコムに戻るきっかけとなったのは「戻ってきてくれないか」という支店長からの連絡です。「本当はもっと早く声をかけたかった」ー。そんな想いを聞かせていただいたとき、いち派遣社員のこともちゃんと見てくれていた、気にかけてくれていたことが分かり、本当に嬉しかったことを覚えています。

また、「物流の裏側をもっと知りたい」と感じたことも、再びこの仕事に戻った理由のひとつです。私たちが普段、荷物を出せば「届くのが当たり前」ですが、その過程にはたくさんの人と数多くの工程が絡み合っています。それを知ったとき、単なる興味ではなく「こんなに複雑だったんだ」「なんでこうなるんだろう」と、次々と疑問が湧いてきたんです。

ただ同時に、わからないことが悔しかったし、何も知らずに当たり前のようにサービスを使っていたことが、なんだか申し訳なくも思えてきて…。だからこそ、もっと深く理解したいと思うようになりました。「知りたい、知らなきゃ」という気持ちが、再びこの仕事に戻る一番の決め手だったのかもしれません。

職場のパソコンでチェックをする女性スタッフ

< 日々の仕事内容 >

「知りたい」という気持ちが、私を前へと進めてくれるんです

私の支店はSBSロジコムの中でも「利用運送」と呼ばれる業務を行う支店です。支店でトラックは持たず、お客さまからお預かりした荷物の配送を、提携している運送会社に手配・委託してお届けしています。状況に応じて臨機応変に対応できる分、商品の動きや運賃、納品状況などを正確に管理し、調整できなくてはなりません。

私が担当しているのは、そうした裏側を支える事務業務。請求データの作成や検品、外注先との金額照合にお問い合わせへの対応など、派手さはありませんがひとつのミスで現場が混乱したり、お客さまへのご迷惑につながる重要な仕事です。現場ではイレギュラーが起こることも多く、本来とは異なる運送会社に急きょチャーターを依頼するなんてことも。そうしたときには荷主さまやドライバーさま、関係先さまと密に連携を取りながら、柔軟かつ迅速な対応を心がけています。

正社員になったとはいっても、派遣社員だったころと仕事内容自体は大きく変わっていません。変わったのは「なぜこの業者に依頼しているのか」「どうしてこの運賃になるのか」といった背景まで考えるようになったこと。ただ与えられた仕事をこなすだけでなく、仕組みそのものに目を向けられるようになったことで、日々の業務がより深く面白く感じられるようになりました。

インタビューに答える女性スタッフ

< 仕事のやりがい >

うまくいかなかったのなら、それは努力が足りなかったということ

物流の仕事というと、単調な作業の繰り返しと思われるかもしれません。でも実際には日々状況は変化しますので、想定外の出来事に対応する力が求められます。たとえ同じように見える事務作業でも、荷主さまからのご要望や突発的なトラブルへの対応などが発生するため、ひとつとして“全く同じ日”はないのです。

私自身、流れ作業のように決まったことを淡々とこなすのは正直苦手です。でもこの仕事には常に“考える余地”があって、その場の状況に応じて自分で判断し、工夫して対応していく必要があります。どんな仕事でもやりがいや成長をもたらしてくれるのは、そうした努力の積み重ねではないでしょうか。

そんな中で今、私は数字への苦手意識を克服するために、会社の資格取得支援制度を活用しながら学び直しに取り組んでいます。得意ではない分野だからこそ「理解したい」という気持ちが湧いてきますし、この先も成長していくため、そんな想いを大切にしたいと考えています。

もちろん、挑戦には失敗がつきものです。でも、たとえ失敗したとしても、それはそれで構わないと思っています。うまくいかなかったら、努力が足りなかったということ。そう思えるようになってから、以前よりずっと前向きに物事に取り組めるようになりました。「やってみたい」「知りたい」と感じることー。そんな意欲がある限り、挑戦する理由は十分ですよね。これからも一歩ずつ、自分なりの歩みを重ねていきたいと思っています。

< 社内の雰囲気と私生活の過ごし方 >

メリハリのある職場で、楽しくもやりがいのある毎日です

今の職場は集中力の高い方が多く、仕事中はキリッと引き締まった空気のなかであっという間に時間が過ぎていきます。かと思えば、休憩中には和やかな会話が飛び交い、笑い声が絶えません。そんなオンとオフの緩急がある環境が、私にとってはとても心地よく、前向きに過ごせています。

流行りの話題についていけないこともありますが、知らないことは素直に聞けるし、まわりの皆さんも丁寧に教えてくれるんです。変に知ったかぶりをする必要もなく、自分らしくいられる雰囲気が心地良いですね。

プライベートでは、娘と孫たちと過ごす時間が良い気分転換です。このあいだSBSロジコムのトラックを見かけたときに、孫が「あれ、おばばの会社だよね」と得意げに話してくれて。そんな何気ないやりとりに、日々癒されています。

SBSロジコムに入らなかったら、私は今のような「仕事に向き合う姿勢」を持てていなかったかもしれません。ただ日々をこなすのではなく「もっと知りたい、学びたい」と思えるようになったのは、この仕事に出会えたからこそ。だからこそ、今は仕事だけでなく、人生を前向きに楽しめている気がします。

ライター:清水海斗
カメラマン:山辺恵美子

(インタビュー取材 2025年5月)

取材メモ:
きちんとした身だしなみに凛とした立ち居振る舞いが印象的。
終始美しい姿勢で業務に取り組んでいました。
インタビューではご自身の考えをはきはきと答えてくださり、その様子に芯の強さを感じられました。ご家族の話題になると、ふっと柔らかな笑みがこぼれ、娘さんやお孫さんとのエピソードを優しい表情で語る姿が素敵でした。

職場で立っている女性スタッフ