Linking Work & Life

物流管理スタッフ

「答えはひとつじゃない」から面白い。私の仕事は決して現状に満足せず、改善を重ねていくこと。

入社した年
2016年
家族構成
父、母、兄、弟
休日の過ごし方
友人と飲みに行く

ドライバーの苦労を改善できる仕組みづくりに関わりたい

私がSBSロジコムに入社したのは2016年、21歳の時です。入社のきっかけは大きく二つありました。一つはドライバーだった父の影響です。「物流」という仕事に興味を持つきっかけにはなりましたが、父の後を追わなかったのは、家族のために必死に働く父の姿から、ドライバーという仕事の大変さを子ども心に感じとっていたからかもしれません。

学生のときにはじめたコンビニのアルバイトでは、配送に来るドライバーさんたちから「もっとこうなれば良いのに」という話をよく聞いていました。そこで感じたんです。商品を運ぶよりも、出す側のコントロール、つまり物流システムの上流工程に携わる方が面白いんじゃないかと。「ドライバーさんたちの苦労を、少しでも改善できる仕組みづくりに関わりたい」そんな想いが芽生えました。

二つめのきっかけは、専門学校の先生に勧められたことです。私の学校は少人数制で、クラスは15、6人程度。先生との距離が近く、卒業旅行ではみんなで先生の実家に遊びに行くほどでした。そんな先生に「君なら絶対に合うと思う」と勧められた会社が、SBSロジコムだったんです。

先生は複数の物流企業で社員研修の特別講師を務めており、様々な会社の雰囲気や社風をよくご存じでした。私の性格や人柄もよく理解してくれていましたし、何より信頼する先生に背中を押してもらったわけですから、SBSに進むという選択に迷いはありませんでした。

工夫次第で結果が変わる。だから改善の手は止められない

現在の業務は現場運営の管理監督です。「段取り八分」とはよく言いますが、人員調整や適材適所の配置など、事前準備は結果を大きく左右します。現場の状況は刻一刻と変わりますから、天候の変化を見越した人員増強や荷物が少ない日の適正配置など、常にあらゆる状況を想定しながら日々の業務に取り組んでいます。

支店ごとに業務内容が全く異なることは、SBSロジコムの特徴の一つです。以前の支店は機械設備が整った自動化倉庫でしたが、現在の支店は人の手で動かす工程が多く、自由度が高いのが特徴です。同じ会社でも環境が変われば新鮮な気持ちで仕事に向き合えますから、仕事に「飽きる」なんてことはありません。

また、SBSロジコムの最大の魅力は「常に新しいことに挑戦できる環境」だと思います。現場には「これが正解」という決まった答えはなく、「もっと良いやり方があるはず」と常に問い続ける姿勢が求められるのです。良くも悪くも工夫次第で結果が変わりますから、改善の手は決して止められません。

もちろん失敗することもありますよ。でも、会社自体が「まずはやってみよう」という雰囲気ですので、新しいアイデアはどんどん出てきます。私の工夫で作業効率が向上したり、メンバーが働きやすくなったりした時は、達成感といいますか、大きな充実感がありますね。数字を追い求めるだけでなく、現場で働く人たちのためにできることはないか、枠を超えて考えられるのはこの仕事の面白いところです。

「君だから選んだ」上長から感じた期待と、支店の移転プロジェクトで学んだこと

この支店で最も印象に残っているのは、旧センターからの移転プロジェクトです。実際に引っ越し作業ができるのは、なんと日曜日の一日だけ。土曜日までは通常業務をこなし、月曜日からは新拠点で稼働開始という、非常にタイトなスケジュールでの挑戦でした。

しかも私が異動してきたのは7月、そして移転は8月中旬です。たった1ヶ月半で新たな仕事に慣れ、移転プロジェクトを成功させなくてはなりません。話を聞いた時は本当に驚きましたが、上長から「君だからプロジェクトメンバーに選んだ」と言われた瞬間、「やるしかない」と覚悟を決めたのを覚えています。

このプロジェクトで最も大変だったのは、建物の構造も広さも旧センターとは全く異なる中で、作業動線やレイアウトを一から考え直す必要があったことです。自分の力不足を痛感する場面も多々ありましたが、社員はもちろん、従業員やドライバーの方々との連携があってこそ、1週間という短期間で通常稼働に持っていけたのだと思います。一人ひとりの力が結集したチームワークの大切さを、身をもって学んだプロジェクトでしたね。

また、完璧な状態を待つのではなく、まずは動き出して、状況に応じて軌道修正していくという柔軟さも身につきました。物流の現場では予測不能な事態がつきものです。その中で培った「臨機応変に対応する力」は、これからのキャリアにも大いに活きてくるはずです。

背中を押してくれるのは「失敗を恐れずにチャレンジしよう」という、前向きな雰囲気

SBSロジコムは、自分のビジョンを持って仕事に取り組める人に向いている会社だと思います。「こうしたい」という明確な考えがあり、それに向かって努力できる人ならきっと活躍できるでしょう。なぜならこの会社には「失敗を恐れずにチャレンジしよう」という前向きな空気があり、新しいアイデアを試す機会に溢れているからです。これまでのプロジェクトでも、そんな雰囲気が私の背中を力強く押してくれました。

こうした挑戦を歓迎する環境の中で、私が最もやりがいを感じるのは「答えはひとつではない」ということです。物流の現場では、状況に応じて最適な解決策が変わってきます。だからこそ、現状に満足せず、「もっと良い方法があるはず」と考え続けられる柔軟性が重要なのです。変化を楽しめる人や多様な状況に対応できる人にとって、日々変わる環境は刺激となり、成長の糧となるでしょう。

私の今の目標は、自分の成果だと胸を張れる仕事を成し遂げること。異動してきてまだ半年ですが、これまでの経験を活かしながら少しずつ自分の色を出し、納得できる結果を出していきたいです。環境が変わればまた一からのスタートです。でも、それこそが新しい挑戦の楽しさだと思うのです。常に変化し、常に挑戦でき、常に成長できるー。私たちのSBSロジコムは、そんな会社ですから。

ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛

(インタビュー取材 2025年3月)

取材メモ:
物流専門学校出身ということもあり、知識も実務もバランス良くこなすオールラウンダー。
現場ではフォークリフトを自在に操りながら、マネジメントもできる頼もしさがあります。
挑戦に前向きで、周囲からの信頼も厚く、今後どんな場面でも活躍してくれそうな期待の人材です。