Interview

034

Linking Work & Life

2025.09.08

物流管理スタッフ

  • 物流管理
  • 新卒入社
  • 女性社員

不安でも、挑戦してみようと思えた物流の世界

入社した年
2023年
休日の過ごし方
音楽を浴びにライブに出かける
仕事終わりの楽しみ
ゲームに没頭する
笑顔でインタビューに応じる女性物流管理スタッフ

< 入社のきっかけ >

身近だった物流の一員になりたい。「なくてはならない存在」に魅力を感じて入社

大学時代に大手物流企業でアルバイトをしていたので、その頃からSBSロジコムの社名は知っていました。さらに両親ともトラックを運転している物流一家なので、私にとって物流はとても身近な存在でした。SBSロジコムは、就職活動のときの企業研究で、配送や倉庫だけでなく化粧品の流通加工まで行っていることを知って、興味を惹かれたんです。

その頃の私は、まだまだ井の中の蛙でした。「SBSロジコムって関東だけの会社かな」と思い込んでいました。でも、よくよく調べてみると関東だけでなく、全国各地に拠点があって。「すごい、全国展開しているんだ!」と。さらに化粧品1個の出荷から大口の出荷、海外への出荷も行っていて、幅広い事業内容に魅力と将来性を感じました。

今はネットショッピングがあたりまえの時代ですよね。こうしたなか、物流は社会にとってなくてはならない仕組みだと思います。今ではそうした仕組みを動かす一人であることを、とても誇りに思います。たとえば、店頭に私が関わった商品が並んでいるのを見ると、とても親近感を感じます。

「これ、短期間で納品しなければならなかったんだけれど、無事出荷できたんだよね」と、思いながら。さらにお客さまが実際に手に取っている姿をみると、とても嬉しいですね。母と一緒に買い物をしているときも「これあなたが関わったのね」と言われると、喜びも倍増します。

倉庫内を歩く女性物流管理スタッフ

< 業務内容 >

限られた時間と条件の中でベストな商品を提供したい。お客様目線でベストな品質を目指す。

私が担当している仕事は、化粧品やコスメなどを店頭でお客様が実際に購入できるような状態にすることです。メーカーから入荷する商品は、大きな段ボールケースに大量に入っているため、このままでは販売することができません。そのため、販売用の小箱に緩衝材と一緒に商品を詰めたり、不良がないか検品をしたり、ラベルを貼ったりする流通加工の業務を行うことが必要なんです。

私はこうした作業をスムーズに行えるように、スケジューリングや社内外の調整、交渉などを行っています。流通加工の現場監督ですね。仕事の内容は化粧品メーカーから発注があると、期日までに流通加工を行い、トラックを手配して出荷してお客さまにお届けすることです。メーカーさんの大切な商品や資材の在庫管理も行っています。

商品の品質維持にはとても気を使います。容器のわずかな欠けや数ミリのラベルのズレもクレームにつながってしまうので、現場のスタッフと一緒に見逃さないようにしています。コスメを買うときに、なにか違和感があったら誰も買わないですよね。「なんかラベルがズレてない?」と思ったら、アゲたい気持ちもダウンしてしまいます。

あと、商品が「いつ」「どこで」作られたかを示すロット番号の管理にも気を遣いますね。「先入れ先出し」のルールを守って、商品と在庫データが正しく管理されるようにしています。

同僚と会話する女性物流管理スタッフ

< 大切にしていること >

スケジュールの調整はパズルの様に。パチン!と決まった時は感じる達成感と充実感

限られたスタッフと時間のなかで、大量の流通加工を行う必要があるので、スケジュール管理や優先順位付けは鍛えられました。入社して約半年、現場を鮮やかに切り盛りしていた先輩社員が産休に入られたんです。私が引き継ぐことになったのですが、最初はとても怖くて。「私にできるのだろうか…」と、不安で押しつぶされそうでした。

けれどもポジティブマインドが起動して、乗り越える事ができました。印象に残っている仕事が「冬コフレ」のプロジェクトです。「コフレ」というのはコスメや化粧品をかわいらしいポーチなどに詰め合わせた商品ですが、季節限定商品なので通常業務と同時並行で進めるんです。そのときは2日間で約1万個ほど対応する必要がありました。

一方、私たちの能力にも上限があるので、量と質のバランスに悩みました。例えばコフレのポーチから飛び出た糸についても「どこまで許されるのだろか」と。基準がないなかで試行錯誤の連続でした。生産量についてはメーカーさんとも調整と交渉を重ねましたね。「いつまでに何個必要なのか」を確認し、通常品の優先順位を下げたりして、納期までに間に合わせることができました。

こうした経験のおかげで、スケジューリングや優先順位付けは上達したと思います。現場のスタッフのみなさんと協力しつつ、社内でできることと外注できる事を整理して進めています。最近はメーカーさんからも信頼してスケジュールを任せていただけるので、とても嬉しいですね。

< 仕事を通じた自身の成長 >

オンタイムもオフタイムも全力で。ライブでは弾けすぎて痣だらけに

入社前は「物流=現場」のようなイメージが強かったのですが、当社で働き始めてからは、様々な業務があることを知りましたね。現在の仕事は「手配と調整」が主体です。社内だけでなく、お客さまと取引先や現場と事務所をつなぎ、業務が円滑に流れる「潤滑油」としての大切な役割を担っていることを感じます。

私はもともと体育会系で、仕事でも全力疾走していたのですが、今では「よい意味での妥協すること」を学びました。自分だけが先に進んでしまっても空回りしてしまいます。個性やスキルレベルも多様なスタッフ一人ひとりの状況にあわせた仕事の進め方を学びましたね。

多くの人と関わるオンタイムですが、オフタイムには気持ちを切り替えて過ごしています。私は音楽が大好きなので、フェスや箱ライブに出かけて全身で音楽を浴びています。特にロックバンドが大好きなんです。先日、母と一緒にロックバンドのライブを全力で楽しんでいると、あちこちにぶつかって痣だらけになってしまって(笑)

自宅にいるときはゲームの世界に没入しています。以前、プロゲーマーを目指していたこともあって、お酒を飲みながらゲームを楽しんでいます。特にアクションRPGが好きです。向かってくる困難を次々とクリアする世界感が爽快で「仕事の課題を乗り越えていくことにも共通している」ように思います。入社半年で先輩から今の仕事を引き継いだ時は、不安だらけでしたが、今では「成長したかな」と思っています。まだまだこれからも高みを目指したいですね。

ライター:蜂巣稔
カメラマン:諏訪仁一

(インタビュー取材 2025年8月)

取材メモ:
明るい笑顔と元気な声で、スタッフさんやドライバーさんとのスムーズなコミュニケーション姿が印象的でした。
撮影現場では要望に応えてすぐにポーズを取ってくれるなどフットワークの軽さ、そして仕事中に縦横無尽に走る姿が格好いい!
インタビューでは、これからもっと頑張っていこうとしている姿勢と眼差しがストレートに伝わってきました。

トラックの前に立つ笑顔の女性物流管理スタッフ