Linking Work & Life

庫内オペレーター

困った時は誰かが必ず支えてくれる。だから私もみんなを支えられる存在になりたい。

入社した年
2021年
家族構成
姉、兄、私
休日の過ごし方
家でまったり

生き生きと働く姉の姿に憧れて、物流の世界へ

私が SBS ロジコムに入社したきっかけは、大好きな姉の影響です。姉は別の支店で働いていたのですが、仕事から帰ってくると、いつも楽しそうに一日の出来事を話してくれました。商品のピッキングや梱包、お店への配送など、目を輝かせながら物流の面白さを語る姉の姿に、私も自然と憧れを抱くようになりました。

特に印象に残っているのは「自分たちの仕事があるから、お店には商品が並ぶんだよ」と誇らしげに話す姉の表情です。その生き生きとした表情を目にするたびに、「私も物流の仕事に挑戦してみたい!」という思いが強くなっていきました。

高校を卒業後、地元の九州を離れて上京するというのはとても大きな決断でしたが、不安よりも新しい環境に飛び込むワクワク感の方が大きかったのを覚えています。「田舎を出て東京で働きたい」という夢もあり、むしろ期待に胸を膨らませていました。

また、この仕事に対して、入社前は倉庫内で黙々と作業するイメージを持っていましたが、実際に働き始めてみると想像以上にチームワークが重視され、社員同士の会話も多いことに驚きました。何より職場の先輩たちはとても親しみやすく優しく接してくれたので、すぐに職場に馴染むことができました。

最初は不安だった仕事も、今では「任せてください!」と言えるように

現在は日用品やお菓子の仕分け作業を担当しています。朝8時に出勤後、洗剤や日用雑貨などの検品作業からスタートです。午後からはお菓子の検品に移り、合間に行う5S活動や請求業務などの事務作業も私の仕事です。

休みの日にスーパーで買い物をしていると、よく商品棚の前で足を止めてしまいます。「あっ、これこの前仕分けた新商品だ!」と気づいた時は、思わず誰かに教えたくなっちゃうんです。自分が関わった商品が店頭に並んでいるのを見ると、「私の仕事が誰かの暮らしを支えている」という実感が湧いてきます。
入社して4年が経ち、最近は社員の残業時間管理や休暇管理といった重要な業務も任されるようになりました。「これお願いできる?」と新しい仕事を頼まれる時は緊張もしますが、それ以上に期待してくれているんだ、と感じています。

次のステップとしては、精米部門の業務にも挑戦してみたいですね。現在は別の社員の方が一人で担当していますが、少しずつフォローに入れるよう意識しています。衛生管理などこれまでとは違う知識も必要になってきますが、新しいことを学ぶのはとてもワクワクします。これからも任される仕事を増やしていけるよう、何事も積極的にチャレンジしていきたいです。

大きなトラブルを乗り越えて深まった職場の絆

以前、仕分け用のソーターが突然故障したことがありました。通常は機械で行う仕分け作業をすべて手作業で行うことになり、支店全体で対応する必要がありました。異なる部署もパート社員も正社員も、立場を超えて一丸となって作業にあたっただけでなく、誰もが「自分にできることは何か」を考えて動いたおかげで、なんとか乗り切ることができました。

大変なトラブルでしたが、普段は別々の場所で働いているスタッフ同士も自然と声を掛け合い、「次はあっちをやろう」「ここは私が手伝うよ」と息の合った連携が生まれました。誰も不平を言うことなく、むしろ「みんなで乗り越えよう!」という前向きな空気に包まれていたんです。それまであまり話したことのなかった方々とも、同じ困難を乗り越えた仲間としてより深い信頼関係を築くことができました。「あの時は大変だったね」と振り返ることもあり、今となっては良い思い出です。

社内の温かな雰囲気は、前任の支店長の送別会でも強く印象に残っています。普段は冷静な先輩社員が感極まって涙を流す場面があり、長年お世話になった支店長への感謝の思いと別れを惜しむ気持ちが溢れ出ていました。厳しい中にも家族のような温かさがある、そんな職場の雰囲気を改めて感じた瞬間です。

忙しい時もみんなで笑い合える。だから毎日が楽しい

休日は家でまったり過ごすことが多いのですが、実は先日自動車免許を取得したので、車を買ったら鎌倉へドライブに行きたいと考えています。免許は合宿で取ったのですが、約1ヶ月という長期間にもかかわらず、「行っておいで!」と快く送り出してくれた上司にはとても感謝しています。

入社4年目の今では、私も新入社員のお世話係として後輩の指導を担当しています。後輩への接し方は、自分が1年目の時にお世話係をしてくれた上司を手本にしているんですよ。飼っているペットの話や休日の過ごし方など、プライベートな話も積極的に話そうと心がけているのは、かつての先輩がそうしてくれたから。「どんなことでも気軽に相談できる」そんな存在になってあげたいからなんです。

年末など物量が多くなる時期は正直とても忙しいですが、そんな時の方が大きなやりがいを感じます。時間があっという間に過ぎていくほど仕事に没頭できますし、何よりみんなで協力して乗り越えていく一体感は、他の仕事では得られない、この仕事の醍醐味ではないでしょうか。

ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛

(インタビュー取材 2025年2月)

取材メモ:
素直で可愛らしい第一印象でしたが、毎日2時間かけて通勤していると聞き、そのタフさに驚かされました。
後輩との撮影では、仲良く微笑ましい空気に包まれ、きっと普段から優しく指導しているからこそ信頼を得ているのだろうと想像できます。
少し緊張しつつも、一生懸命取材に取り組む姿が印象的で、誠実さが伝わってきました。

笑顔で職場に立つ女性庫内オペレーター