Interview
023
Linking Work & Life
支店長
- 支店長
- 物流管理
大事なのは、最後までやりきること
- 入社した年
- 2013年
- 家族構成
- 妻、長女、次女
- 休日の過ごし方
- 子どもと公園で遊ぶ

入社のきっかけ
SBSロジコムは「やってみたい」に挑戦させてくれる会社
大学を卒業したあと、これといって明確に進みたい道があったわけではありません。大学では経済学を学んでいましたが、特定の業界にこだわることもなく、就職活動では幅広く企業を見ていました。そんな中、SBSロジコムに惹かれた理由は、他社にはない親しみやすさがあったから。説明会でも面接でも終始自然体でいられたのがとても心地よく、雰囲気が自分にマッチしているといいますか、フィーリングが合ったんだと思います。
入社が決まってからというもの、街中を走るSBSロジコムのトラックがしきりに目に入るようになりました。「こんなに毎日走ってたんだな…」と気づいた時、実感したんです。SBSロジコムは、物流という仕事は、自分たちの生活に密着した存在なんだと。なんとなくで選んだ進路でしたが、その道は間違いではなかったと、その時感じることができました。
入社後は現場作業からのスタートです。最初は単純な作業の繰り返しに思えることもありましたが、全体の流れが少しずつ見えてくると「もっとこうすれば効率がよくなるかもしれない」と、色々考えるようになりました。その度に上司は「いいね、やってみたら?」と背中を押してくれて。そうした経験の一つひとつが、私の自信につながっていきました。

日常業務と支店長としての心構え
細かく言わない。信じて任せる。それが私のスタイル
支店長としての現在の業務は、支店全体の収支や労務管理をはじめ、本社や協力会社との調整業務など多岐にわたります。朝は一番に出社して鍵を開け、まずは庫内を巡回。職場の安全確認から、私の1日は始まります。その後は現場が円滑に動いているかチェックしながら、その日のタスクをひとつずつこなしていく。そんな日々を過ごしています。
支店長として、私が常に意識しているのは「現場のやり方に細かく口を出さない」ということ。というのも、かつて自分が現場だったころ、ありがたかったのは“任せてもらえる”という環境でした。必要以上に指示されることがなく、自分なりに考えて動けたからこそ責任感が芽生え、やりがいを感じられた。そんな経験をふまえ、できるだけメンバーを信じて任せるようにしています。
支店長という肩書きがついたのは1年ほど前のことですが、実のところ、業務内容自体は3〜4年前から変わっていません。当時、前任者が不在だったため自然とその役割を担うようになり、気がつけば支店の管理的な業務を任されるようになりました。不安や心配をあまり抱かなかったのは、支えてくれる仲間がいたし「誰かがやらなきゃ」という使命感に、突き動かされていたからかもしれません。
そんな感じで、支店長になってもそのままの流れで仕事ができているのですが、やはり肩書きがついたことで、社内外の人とのやり取りがスムーズになったり、話が通りやすくなったという実感はありますね。とにかくメンバーを信頼し「現場を信じて任せる」こと。それが私のスタンスであり、私の理想とする支店長としての姿勢です。

心に残る出来事
本音でぶつかったからこそ生まれた、かけがえのない絆
忘れられない経験のひとつに、支店の新事業立ち上げがあります。始めたばかりのころは思うように業務が回らず、収支も赤字続き。人手も時間もかかるばかりで、精神的にも肉体的にも苦しい日々が続きました。毎日のように遅くまで対応し、時には明方まで支店に残って作業することもありましたね。
ですが「逃げたい」とは決して思いませんでした。どんなに疲れていても、気持ちが折れることはなかったです。それは、自分の中に「毎日ひとつ、目標を立てる」というルールがあったから。たとえ小さなことでも、1日1個目標を立て、それを達成していくことにやりがいを見出しました。昨日より今日を良くするために何ができるか。昨日の自分に勝つためには、どうしたらいいのか。当時の自分を動かしていたのは、そんな覚悟でした。
そんな日々の中で、当時のチームメンバーとは本音でぶつかることも多かったですね。疲れている中で意見を言い合うのは正直しんどい部分もありましたが、遠慮のない対話ができたからこそ生まれた信頼関係があって、チームとしての一体感が育まれたのだと思います。半年ほど経ったころ、ようやく業務が軌道に乗り収支も黒字化。あの時の達成感は本気の人間同士でしか得られないもので、言葉では言い表せないほど大きいものでした。
SBSロジコムの魅力
コツコツと続けられる人が、ここでは強いと思います
物流の仕事は、派手さはないかもしれません。毎日の積み重ねが、何より大切な仕事です。だからこそ、私が一緒に働きたいと思うのは、特別なスキルを持っている人よりも「真面目に、ちゃんとやる」を続けられる人。地道にコツコツ続けられる人が、この仕事には向いていると思います。
SBSロジコムは、グループ内でM&Aも活発に行われていて、さまざまなバックグラウンドの人たちが集まる会社です。他社からグループに加わった人とも交流があり、価値観の違いに触れる機会が多いのも、この会社ならではの魅力。新卒も中途も関係なく、誰に対してもフラットに接する文化があるからこそ、どんな人でも馴染みやすい会社です。
それと「やってみたい」という挑戦に、社歴や役職は問われません。自分の意志で動ける人には、どんどんチャンスが与えられる会社です。だからこそ「まずはやってみる」「簡単にはあきらめない」そんなマインドの持ち主なら、きっと大きく成長できるのではないでしょうか。
ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛
(インタビュー取材 2025年5月)
取材メモ:現場のことは厚い信頼を寄せているスタッフに任せ、自身は支店の管理に徹する寡黙で冷静な支店長。
常に一歩引いた視点で全体を見渡し、必要なときにしっかりと支えてくれる“縁の下の力持ち”という存在感でした。
多くを語らずともその背中が語るリーダーシップに、スタッフたちも自然とその姿勢を慕っています。
