Linking Work & Life
物流管理スタッフ
限界を決めなければ、いつだって成長できるはず。経験にあぐらをかかず、これからも学び続けます。
- 入社した年
- 2023年
- 休日の過ごし方
- 愛車の洗車
- 仕事終わりの楽しみ
- YouTube(心霊系)、洋楽を聞く

この仕事は達成感の連続。仲間とノルマをこなす喜びが、今でも大きなやりがいです
私が物流の世界に飛び込んだのは、アルバイトとして倉庫での作業に関わったのがきっかけでした。当時は何気なく始めた仕事でしたが、広大な倉庫の中でも決して迷子にならない荷物や、入庫から出荷まで正確に、かつスピーディーに運ばれていく様子など、物流という仕事に「奥深さ」を感じ、すっかりこの仕事の虜になりました。
「どんな状況でも、必ず期限内にお届けする」という大きな責任が伴う仕事ですが、そんなプレッシャーがだんだんと、やりがいに変わっていったのかもしれません。
仕事に慣れていくにつれ、少しずつ任される役割も増えていきます。これまで自分の仕事のことだけを考えれば良かったのが、いつの間にかチームを率いる立場に。メンバーと協力して仕事を終えた時の「今日もやりきった!」という感覚が心地よく、気がつけば26年が経ちました。
SBSロジコムに入社したのは、当時勤めていた会社の吸収合併という形です。はじめは長年勤めた会社の名前がなくなることに不安もありましたが、SBSロジコムという大きな会社なら安心できると感じ、前向きに受け入れることができました。現在は支店全体の運営における各種申請処理や契約書の作成などに携わりつつ、複数の荷主さまの管理業務を担当しています。まだまだ力不足を感じますが、収支管理や支店全体の運営なども経験し、視野が大きく広がったと感じています。

厳しかった荷主さまから教わった、“本気で向き合うことの大切さ”
これまでの仕事で最も印象に残っているのは、あるお客さまとの別れの場面です。今から9年ほど前のこと、当時担当していた荷主さまが、別の倉庫へ移転されることになりました。2ヶ月かかった引っ越し作業も最終日を迎え、荷主さまの担当マネージャーが最後のご挨拶に来られたんです。
その方は細かいところにも一切妥協を許さず、些細なミスも見逃さない、とても厳しい方です。出荷が間に合わなかった時や在庫計上が遅れた時には、厳しい指摘を受けることも少なくありませんでした。ただその一方で、こちらが困っているときには必ず声をかけてくださる、面倒見の良い方でもありました。「こういうのはどう?」「こういうやり方もあるんじゃない?」と、改善の糸口を一緒に探してくれるようなやり取りも多く、厳しさの中にも私たちをパートナーとして考え真剣に向き合ってくれている、そんな方でした。
そして迎えた最後の日。そんなマネージャーが私のもとに来て「これまで本当にお世話になりました。ありがとう!」と、私の手を力強く握ってくれたんです。それも、堪えきれずに大粒の涙を流しながら…。見たこともないマネージャーの姿に、私もこみ上げるものを抑えることができませんでした。
お客さまには真正面から向き合い、本気で考え、少しでも良い方向に持っていこうとする姿勢は必ず伝わります。うわべだけの対応ではなく、本気で向き合うことでしか、お互いの信頼は生まれません。信頼関係は、日々の丁寧なコミュニケーションの積み重ねから生まれる。そう実感した、大切な経験です。

SBSの魅力は学びの機会が豊富なことと、横のつながりが強いこと
SBSロジコムの魅力のひとつは、学びの機会が非常に充実している点です。
eラーニングでは立場や職種に応じたカリキュラムが豊富に用意されており、管理職向けのプログラムは実践に役立つ内容ばかり。
オンライン講習はもちろん、管理職登用に向けた特別な研修や本社での試験などもあります。資格取得のサポートも手厚く、私も現在「運行管理者」の資格取得に向けて猛勉強中です。
また、「情報共有の姿勢」もSBSロジコムの大きな特徴です。月次の部会資料では各支店の業績や数値目標が明確に示され、自分たちの立ち位置が一目瞭然なのですが、現場レベルにまで数字を共有してくれることは、社員一人ひとりが目標を意識することにつながり、一体感の醸成に役立っていると感じます。
こうした風通しの良さは、部門や支店を超えた協力体制にも表れており、出荷が遅れそうなときやトラブルがあった時など、近隣の支店からすぐに応援が駆けつけてくれるんです。現場同士のつながりの強さを実感できる職場だからこそ、困難な状況でも自信を持って立ち向かえるのではないでしょうか。
まだまだできる。現場に満足することなく、もっと成長していきたい
オフの時間にはYouTubeを見たり、洋楽を聞いたりして過ごしています。中でも愛車を洗車する時間は、私にとってはとても大切なひとときです。車体を丁寧に洗い、窓ガラスをピカピカに拭き上げていく作業に没頭している時は「無」になれるといいますか、日々の仕事の緊張感から解放され、心からリラックスできるんです。拭き上げた窓に映る自分の姿を見ながらふと考えが整理できる、そんな貴重な時間です。
私には夢があります。それは「学び直す」こと。通信でもいいから大学に入って、好きなことを思いっきり学びたいんです。仕事に関しても、人一倍経験は積んでいるつもりですが、自分はまだまだ成長できると感じています。目標は支店長に頼らなくても「支店運営ができるようになる」こと。私を含めた課長陣だけでも「支店を任せられる」存在になれるよう、精進していきたいです。
また、これまで培った自分の知識と経験は、若い世代の社員にしっかりと伝授していきたいとも考えています。ただ、成長して欲しいという想いが強い反面、押し付けになってしまうのでは、と悩むことが増えてきた今日このごろです。
物流の奥深さに魅了され26年。SBSロジコムでは学びの機会が一気に増え、まだまだできると感じています。これからも自分に限界を見出すことなく、成長し続けていきたいです。
ライター:清水海斗
カメラマン:山辺恵美子
(インタビュー取材 2025年3月)
取材メモ:
取材チームが話しかけると、気持ちのよい「はい!」という返事。
短いながらも、その一言に礼儀正しさが溢れていました。
社内ではスタッフの方々とすれ違うたびに、必ず朗らかな笑顔で声をかけており、
反対に、自然と色んな人から呼びかけられ、談笑を楽しむ姿が見受けられました。
支店全体から信望を集める人柄が素敵です。
