Interview

022

Linking Work & Life

物流管理スタッフ

  • 物流管理
  • 中途入社

本気の現場で気付いた、人の大切さ

入社した年
2017年
家族構成
妻、長女、次女
休日の過ごし方
家族とゆっくり過ごす
インタビューに応じる男性物流管理スタッフ

入社のきっかけとやりがい

「自分本位」から「仲間のため」へ。立場とともに変わった考え

SBSロジコムとの出会いは、前職の会社の倒産がきっかけでした。当時、親会社として業務を管理していたのがSBSロジコムで、僕はそのまま派遣社員として現場に入ることに。最初は週に数回の勤務でしたが、少しずつ慣れていくうちに、現場を任される場面が増えていきました。

その後、正社員として迎えていただいたのは確か26歳のとき。僕としては「与えられた仕事をコツコツこなしているだけ」という感覚だったんですが、当時の支店長に働きぶりを評価していただいたようで。声をかけてもらえた時は、素直に嬉しかったですね。

今でこそ責任ある立場を任せていただいていますが、若いころは自分のことで頭がいっぱいでした。自分が前にでたい、もっと目立ちたい…。恥ずかしながら、そんなことばかり考えていたんです。ただ、当然ですが、立場が変わっていくにつれ求められる役割は変わってきます。そんな当たり前のことに気づいてからですね、自分の仕事を見つめ直すようになったのは。

現場の管理を任されるようになると、自分の判断ひとつで作業効率やチームの雰囲気が変わることを実感しました。そして、それがうまくハマったとき「仕事って、こんなに面白いんだ」と思えたんです。背負う責任は大きくなりましたが、これまでになかった新たなやりがいが生まれた瞬間でした。今考えているのは、どうすればメンバーが力を発揮できるか、失敗を恐れずチャレンジできるかということ。仲間を信じ、サポートする。自分の役割が少しずつ変わっていったからこそ、仕事の意味もまた変わっていったんだと思います。

フォークリフトオペレーターに笑顔で書類を見せる男性物流管理スタッフ

センター長としての心構え

働きやすさって、設備だけのことじゃない。信頼関係も含めて、整えていくもの

僕が在籍している支店は、SBSロジコムの中でも特に忙しい拠点だと言われています。担当している荷主企業さまは店舗数が多く、物量も圧倒的。慌ただしい毎日の中で、僕がセンター長として目指すのは、一人ひとりが「ここで働き続けたい」と思えるような、働きやすい職場です。

広大な倉庫では冷暖房完備とはいかず、夏は暑く冬は寒い。正直、過ごしやすいとは言えない環境です。だとしても、環境改善を諦めているわけではありません。扇風機の増設や空調服の支給、防寒着やカイロの準備など、毎日頑張ってくれているメンバーのため「できることは全部やる」という姿勢だけは、絶対に崩したくはないのです。

ただ一方で、「働きやすさ」って、環境のことだけじゃないと僕は思っています。どんなに設備が整っていても、職場の雰囲気がギスギスしていたら気持ちよく働けません。だからこそ、何気ない会話やあいさつ、朝礼での声のかけ方、相談ごとにはどう向き合うかー。そうした“人との関わり方”も、すごく大切にしています。

たくさんの方が関わる現場ですから、中には気持ちを伝えるのが苦手な人もいるでしょう。でもきっと、心の中には秘めた想いがあるものです。すぐに望む答えが出せなくても「ちゃんと聞いてくれた」「分かってくれてる」と思ってもらえるだけで、人は前向きになれるはず。僕も最前線で作業していた経験があるからこそ、今の立場になっても“現場の感覚”は大切にしたいのです。これからも「体も心も働きやすい職場」にすべく、少しずつでも着実に、進んでいきたいと思っています。

職場で同僚と談笑する男性物流管理スタッフ

心に残る出来事

支店立ち上げメンバーに抜擢。不安だったけど、あの時の経験が自分を変えてくれた

支店の立ち上げメンバーに抜擢されたのは、正社員になって1年半ほど経った頃のことでした。新拠点の立ち上げという大きなプロジェクトには「自分に務まるのか…」という不安がつきまとい、現場に立つ足取りが重たかったのを覚えています。

全国から集まった顔も知らない仲間と共に、ゼロからセンターの仕組みをつくっていく日々。設備は整っていましたが、運用体制はすべてこれからです。業界未経験の方も多い中で、僕は現場で直接サポートにあたり、困っている人には積極的に声をかけ、作業を一つひとつ、丁寧に教えるようにしていました。手探りで進む毎日でしたが、まさに全員が“本気”で仕事に向き合う、そんな日々でした。

もちろん、ぶつかる壁も数え切れないほどありました。お客様から厳しいご指摘を受けることもありましたし、忙しさのあまり現場の空気がピリつくこともありました。それでも、反省と改善を繰り返しながら前に進むことで、現場に少しずつ一体感が芽生えていったように感じます。今思い返しても、あの経験は自分の中で特別な時間です。逃げ出したくなるような日もありましたが、ひとりじゃなかったからこそ続けてこられました。「あのときは大変だったな」と笑い合える仲間ができたこと。それが何よりの財産です。

SBSロジコムの魅力/私生活の過ごし方

チャンスは誰にでも与えられる。だからこそ、やる気のある人と一緒に働きたい

SBSロジコムの魅力はたくさんありますが、なかでも僕が強く感じているのは“風通しのよさ”ですね。ありきたりな言葉ですが、実際、朝礼や日常のやりとりでも上司・部下という関係を感じさせない空気があって、それが現場全体に浸透していると感じます。

もう一つの魅力は「頑張りをしっかり見てくれる会社」だということ。僕自身、派遣社員から正社員になり、係長、センター長へと段階を踏んできました。肩書きや資格だけでなく、目の前の仕事に一生懸命取り組む姿を見てくれる人がいる。それは事実であり、僕にとっては大きな励みとなり、ずっと前を向いてこられたんです。

今では2児の父親として、家庭も大事にしながら働いています。平日はどうしても帰りが遅くなることもありますが、その分、休みの日は家族と過ごす時間です。いつも帰宅後に心待ちにしているのは、愛する子どもとのお風呂タイム。妻と一緒に子育てできる日々に、幸せを噛み締めています。

僕が一緒に働きたいと思うのは、ズバリ「やる気のある人」。経験やスキルは、あとからいくらでもついてきます。大事なのは、今「頑張りたい」という気持ちがあるかどうか。人には誰にでも、無限の可能性があるはず。そう信じているからこそ、その一歩を踏み出そうとしている人を、僕は心から応援しています。

※氏名非公開により名札を外して撮影しています

ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛

(インタビュー取材 2025年5月)

取材メモ:
センター長に就任間もないということもあり、事務所でも現場でも日々密な対話を重ねながら、信頼関係を丁寧に築いています。
管理者としてのさまざまな苦労を抱えていても、決して表には見せず、常に「みんなが働きやすい環境をつくること」を最優先に考えています。
深い思いやりと責任感が溢れるセンター長です。

笑顔で職場に立つ男性物流管理スタッフ