Linking Work & Life

物流管理スタッフ

物流は決して止まらない。SBSの一員として、日本の暮らしを支えているという誇りを胸に。

入社した年
2014年
家族構成
妻、娘
仕事終わりの楽しみ
愛する娘と遊ぶこと
貨物を運ぶ男性庫内オペレーター

SBSロジコムを選んだ決め手は、生き生きと働く先輩の姿

SBSロジコムに入社を決めたのは、部活の先輩たちとの縁がきっかけでした。中学・高校ではハンドボールに打ち込んできましたが、学生時代には将来の明確な目標は見つからず…。大学に進むという選択をしなかったのは、「早く社会に出て、自分の力で稼ぎたい」という気持ちの方が強かったからです。

SBSロジコムを知ったのは、高校に届いた求人票がきっかけでした。気になった理由は、同じハンドボール部の先輩たちが、何人もここで働いていたから。特に仲の良い先輩からは「みんな優しくて楽しい会社だよ」と聞いており、なんとなくですが、自分も馴染めそうな気がしたんです。顧問の先生からも「卒業生がたくさん入社してる、いい会社だぞ」と背中を押されたことで、少しずつ気持ちは固まっていきました。

とはいえ実際に働いてみると、親ほど年の離れた上司とのコミュニケーションには、不安があったことも事実です。でも、SBSロジコムには先輩の言葉通り、忙しい中でも笑顔が絶えない温かい雰囲気がありました。そんな人間関係の良さは入社してすぐに感じられ、その輪の中に溶け込むのには、そんなに時間はかかりませんでしたね。

同僚と荷受けの準備を行う男性庫内オペレーター

大きな失敗をしたあの日。私を救ったのは、心のこもった上司のひと言でした

現在は、ある百貨店の本館プラットの責任者として働いています。本館プラットというのは、トラックが着いて荷物を下ろしたり、搬送したりする物流の拠点となる場所のこと。出勤すると既に大量の荷物が届いていることもあり、そんな日は朝の雰囲気で「今日も多いな」と感じます。でもそれは同時に、商品がお店に並ぶのをたくさんのお客さまが楽しみに待っているということ。ですので、物量が多ければ多いほどやりがいを感じますし、チームみんなの気合いも入ります。山のような荷物がどんどん流れていって、最後にはきれいさっぱりなくなった時のやり切った感は、なんとも言えない心地よさです。また、責任者として心がけているのは、メンバーの安全面はもちろん、誤配送や納品の遅れといったあらゆるトラブルを防ぐこと。そんな責任感のある仕事も、私にとっては日々のモチベーションにつながっているんです。

入社して1ヶ月過ぎたころでしょうか。今でも鮮明に覚えている大きな失敗があります。百貨店には、お客様の注文品を駐車場まで運ぶサービスがあるのですが、ある時、中身が2個あった商品を1個しか用意しておらず、お客さまが取りに来る時間が過ぎているのに「1個足りない!」という状況で大騒ぎに。私の確認不足で倉庫に置きっぱなしになっており、お客さまには多大なご迷惑をおかけしたことがありました。最悪の場合、百貨店にも損害を与えかねない事態を引き起こしてしまったことに、大きな責任を感じましたね。そんな時、ひどく落ち込んでいた私を救ったのは、ある上司の言葉でした。強い叱責を受けるものとばかり思っていた私の肩を、その上司は優しくたたき「あまり自分を責めすぎるなよ。君だけのせいじゃない」と、お客さまのもとへ一緒に謝りに行ってくれたんです。

この私のミスを受け、上司は再発防止のために新たなルールを作りました。今だから思うのですが、当時私が学んだことは、この新しいルールではなく「助けてもらうことのありがたさ」でした。これまでの人生を振り返ってみても、私は「仲間や先輩に恵まれているな」とつくづく思います。今では10年のキャリアを積み、部下を任される立場に。当時、私がしてもらったことを今度は私がする番です。この上司は今でもたまに連絡を取り合う仲なのですが、実は最も尊敬する上司だということは、ここだけの話です。

電話対応をする男性庫内オペレーター

コロナ禍で実感した「物流という仕事」の誇りと使命感

この10年間、SBSロジコムはとても大きく成長しました。今では街中でSBSのトラックを見ない日はないと言っても、過言ではありません。それだけ多くの企業と取引があり、実は誰もが知っているような有名店の商品も、私たちが運んでいることが少なくないんです。

ただ、私たちの仕事は“表に出る”ことはほとんどありません。だからこそ、日々の業務の中で「自分たちが日本の社会経済を支えている」という実感を得られた時には、大きな誇りを感じます。SBSロジコムという会社は、そして自分たちは、社会を動かすために欠かせない存在である。最近はそんなふうに思っています。

記憶に新しいコロナ禍では、百貨店をはじめ多くの店舗が営業停止になり、街から人が消えました。そんな時でも私たちの物流センターに向かうバスの車内は、いつも仕事に向かう人でいっぱいでした。そんな光景を見たときですね。「自分たちの仕事は止まっちゃいけないんだ」と、はっきりと肌で感じたのは。

どんな時でも人が生きている限り、物流はなくなりません。物流は社会にとって欠かすことのできないものであり、誰かの暮らしを目立たずに、でも力強く裏で支えています。軽い気持ちで選んだ就職先でしたが、そんな“カッコいい”SBSロジコムの一員となれて、本当に良かったと思います。

頑張りはちゃんと見ててくれる。それが私のモチベーションに

私が感じているSBSロジコムの魅力は、学歴に関係なく仕事ぶりをきちんと評価してくれるところです。正直、高卒で入社した私には責任ある仕事は任されないと思っていましたが、2年前に係長になりました。あとから聞いたのですが、当時、職場のみんなが私を推薦してくれたようで…。役職をいただいたこと以上に「みんなが頑張りを見てくれていた」ということが、本当に嬉しかったですね。

この会社のもうひとつの魅力は、プライベートも大切にできることです。私には5歳の娘がいるのですが、幼稚園の行事にも無理なく参加でき、休日には家族との時間をしっかり取れています。もちろん周囲の理解があってこそですが、仕事と家庭、どちらも大切にできる環境には、日々感謝しているんです。

今後は現場仕事だけでなく管理業務にも挑戦し、より広い視野で会社に貢献していきたいですね。上司からも「一歩引いて。全体を見てみよう」と、アドバイスをいただきました。まだどうしても自分が率先してやってしまうことが多いのですが、視野を広げる大切さを学んでいるところです。

また、最近は特に、今まで支えてくれた先輩方のように私も後輩を支える存在になりたいと思うようになりました。困っている人にはそっと声をかけたり、自分の経験を伝えたり。理想の上司像に少しでも近づけるよう、これからも物流の現場で、自信と誇りを持って働いていきたいと思います。

ライター:清水海斗
カメラマン:氏家岳寛

(インタビュー取材 2025年4月)

取材メモ:
支店長からスタッフまで、さまざまな人から業務の相談や雑談を持ちかけられており、支店の“愛されキャラ”として親しまれている存在です。
プライベートの話題には、頻繁に娘さんのお話が登場。目を細め、満面の笑顔で語るその様子からは、娘さんへの深い愛情が伝わってきます。
周りの人への優しさで溢れる方です。

笑顔で職場に立つ男性庫内オペレーター