Linking Work & Life
物流管理スタッフ
荷物に託すのは、信頼と安心。
人を繋ぎオフィスの未来を支えることが、館内物流の使命です
- 入社した年
- 2013年
- 家族構成
- 妻、子供2人
- 仕事終わりの楽しみ
- ハイボールで乾杯!

「受けてみたら?」妻の一言が、私の人生を動かしました
私が物流業界に飛び込んだのは2013年のことです。当時はアクセサリー制作や飲食の仕事をしていましたが、子どもが小さく、将来を考える中で大企業での安定した働き方を望むようになりました。そんな時、SBSロジコムで働いていた妻から「求人募集しているよ。受けてみたら?」と声をかけてもらったのです。
物流については、正直まったくの未経験でした。ただ私は「やったことがないことに挑戦したい」という好奇心が強い性格です。物流という未知の世界に飛び込む不安より、ワクワクが勝って迷わず入社を決めました。
私の担当は、「館内物流」と呼ばれる業務です。大型オフィスビルの中にある物流管理センターとして、入居テナント企業宛の荷物を、地下にある荷捌場にて一括で受け取り、ビル内の各フロア、各テナント企業へ配達します。さらに、発送荷物を預かり、宅配業者へと引き渡すのが主な役割です。
他にも、納品業者や作業業者の入管手続きや、駐車場スタッフとの連携による荷捌きスペースの調整など、私たちの仕事は多岐にわたります。

館内物流は、私の「人が好き」な性格がマッチする仕事です
現在は2拠点の所長として、業務が円滑に進むよう、朝9時には出勤し日々奮闘しています。部下に業務を依頼したり、外部との連携や新規業務の獲得に向けて動いたりしていると、あっという間に18時の退勤時刻です。
館内物流の面白さは、すべての方向にお客様がいることです。荷物を受け取る方や預ける方はもちろん、ビルの管理者、テナント企業のご担当者、納品に訪れる外部の方々。仕事を通じて関わる方々は、挙げ出したらキリがないくらいです。あらゆる立場の方と接することで、館内の物流インフラを支えているという実感も湧きますね。
私は、もともと人が好きな性格です。前職の飲食やアクセサリーの制作でも、人との出会いや関わりがモチベーションでした。今も変わらず、荷物を通して人と人を繋いでいると感じられる、この仕事を誇りに思っています。
私たち館内物流の仕事は、単に荷物を運ぶだけではありません。「このビルに入居して良かった」と思ってもらえる空間づくりを支えること。それが、私たちの大きな使命です。

お客様とも社内でも、一緒に悩み考えるから信頼が築けます
館内物流の価値を改めて考えるきっかけとなったのは、オフィスビルの館内物流センター立ち上げの際に出会ったとあるお客様企業です。そのお客様は、館内物流を利用した経験がなかったため、従来の業務フローを見直すことに、当初は戸惑いがありました。
正解があるわけではない調整の中で、こちらの意図を伝えたり、相手の事情をくみ取ったり。単にルールを押し付けるのではなく、「なぜ館内物流が必要なのか」を具体的に訴求しました。話し合いを重ねる過程で、少しずつ信頼関係を築きあげたのですが、この信頼は、立ち上げに関わる全ての人が一つのチームとなって獲得した成果だと確信しています。
もともと私は、自分一人で判断を下すことが得意なタイプではありません。だからこそ、拠点内のメンバーをはじめ、先輩や本部の方、別部署の同僚に遠慮なく頼り、一丸となってお客様に向き合うよう舵を取った経験が、私を大きく成長させてくれました。
所長として「決めるべき時に決める」のは大切ですが、必ずしも「独断」でなくていい。みんなの声を活かしながら最善を探る、そんなスタンスで、これからも汗を流したいですね。
家庭も仕事も大切に、挑戦できる日々を楽しんでいます
働きやすさという点では、会社の柔軟性が大きいです。トップが「挑戦し続けなければ生き残れない」と語るように、現場レベルでも新しい提案を歓迎してくれる風土があります。だから私も、現場改善のアイデアや、チームをより良くするための工夫を、気後れなく発信できています。
プライベートの時間も大切にできていますよ。我が家では、私が休日の料理担当なんです。子どもたちに好評なのは手作り餃子ですね。最初の数個だけは手伝ってくれますが、あとは私がせっせと包む役。そんな時間も含めて、心を整える貴重なオフの時間です。ハイボール片手に動画を見たり、何もせずのんびり過ごす日もあったりしますが、それもまた自分をリセットする大切なひとときです。
SBSロジコムに入社してからを振り返ってみると、自分なりに「物流の価値とは何か」を考え続けてきた時間でした。あるとき、自宅の電子レンジが壊れてしまいネットで注文したんですが、木曜の夜に「ポチッ」としたら、土曜の朝には届いていました。よく考えたら、すごいことですよね。全国のどこからでも、たった1〜2日で荷物が届く。それを当たり前のように支えているのが、私たち物流の仕事です。
画面の向こうで注文されたものが、きちんと届く。その「つながり」を日々の仕事で担っている、そう思うと、やっぱりこの仕事って面白いと感じます。これからも、物流という社会インフラの一端を担いながら、挑戦心を胸に、より良い「館内物流のかたち」を築いていきたいと思っています。
ライター:高千穂香織
カメラマン:氏家岳寛
(インタビュー取材 2025年3月)
取材メモ:
実は取材当日、現場が非常に多忙な日と重なってしまうというハプニングが…。
そんな状況の中、通常業務を着実に遂行しつつ、
取材にも完璧にお答えいただくという卓越したスキルを発揮していただきました。
日頃から館内物流の業務を俊敏にさばいてきた経験が、功を奏した見事な適応力に脱帽です。
