Linking Work & Life

フォークリフトオペレーター

入社前、不安だった私の背中を押してくれたのは、電話越しに感じたあたたかさでした。

家族構成
仕事終わりの楽しみ
生鮮市場で野菜をゲットすること
仕事で一番好きな瞬間
フォークリフトに乗っている時
フォークリフトを操作する女性フォークリフトオペレーター

フォークリフトとの運命的な出会いが、人生を変えました

もともとアパレル業界で働いていた私の転機は、友人の誘いを受け、鉄道模型店で働き始めたことでした。そのお店には鉄道模型以外にも様々な乗り物の模型が並んでおり、そんな中である時ふと目に止まったのが、フォークリフトの模型です。

ちょこんと出た2本のツノと、丸みを帯びた四角いボディ。フォークリフトのなんとも言えない可愛らしさに、すっかり心を奪われてしまいました。しばらくの間は模型を眺めているだけだったのですが、なぜだか次第に免許が取りたくなったんですね。「免許持ってたらカッコいいじゃん」そんな軽い動機だったような気がします。

ところがいざ免許を取得してみると、次に出てきたのは、「運転したい!」という気持ちです。「せっかく取った免許を活かしたい」「フォークリフトを使った仕事がしたい」そんな想いが抑えられなくなり、ついに物流業界への転職を決意。

未経験での挑戦でしたが、フォークリフトへの純粋な憧れから始まった、私の人生を変える出来事でした。

その後就職した物流会社はSBS ロジコムではありませんが、前職では8年間、フォークリフトの運転技術を磨きながら、物流業界の経験を積んできました。

SBS ロジコムへの転職を決めたのは、長く働き続ける上で理想の条件が揃っていると感じたから。日勤専従に8時から17時までの勤務時間、全額支給される交通費など、社員を大切にする会社の姿勢に大きな安心感を抱いたんです。

日々の安全確認を大切に、フォークリフトと向き合っています

朝8時、1日の業務のスタートです。トラックから次々と降ろされる荷物をフォークリフトで受け取り、決められた場所へ運びます。検品担当者が付けた「カンバン」と呼ばれる札を確認しながら、ミスのないよう慎重に作業を進めます。最近、新たな業務として上階での荷受け作業も任せていただけることになりました。「次はこの仕事をやってみましょうか?」と声をかけてもらったときは、少し不安もありますが、新しい挑戦の機会をいただけるということは、自分が信頼されている証でもあると考えています。そう思うと、嬉しくも背筋が伸びる感覚があるんですよね。

私の仕事を簡単に言えば、フォークリフトで荷物を持ち上げ、目的地まで運び、ピタリと収めること。「よし、次!」と心の中でつぶやきながら、一つひとつの作業を丁寧にこなします。忙しい時ほど集中力が研ぎ澄まされ、あっという間に時間が過ぎていくんです。「もうこんな時間」なんてことも多いのですが、そんな瞬間が私は大好きなんです。

時間に追われる日も多いのですが、どんなに慣れた作業でも、決して気を抜くことはできません。フォークリフトは便利な機械ですが、一歩間違えれば大きな事故につながることも。特に歩行者の動きは予測がつかないため、どんな場面でも慎重な運転が求められるのです。スピードよりも安全第一。それが私の信念です。

荷物の種類や大きさは様々で、状況に応じた運転技術が必要です。重い荷物を持ち上げるときは重心のバランスを見極め、狭い通路を通るときは荷物の高さや幅を常に意識しています。小さなミスが大きなトラブルにつながることもあるため、細心の注意を払いながらハンドルを握っています。私の目標は、「彼女に任せておけば安心だ」と周りの人に思ってもらえる存在になること。安全運転や正確な作業は当然ですが、フォークリフトが大好きな今の気持ちを忘れずに、これからも頑張っていきたいですね。

インタビューに応じる笑顔の女性フォークリフトオペレーター

あたたかなサポートに支えられ、安心して 働けています

応募のために電話をかけた日のことは、今でも鮮明に覚えています。電話を取ってくれた担当の方は、緊張していた私に対して、面接までの流れやその後の手続きなど、終始優しく教えてくれました。「分からないことがあれば、いつでも聞いてくださいね」という言葉の一つひとつに、“人を大切にする” 職場の雰囲気を感じたのを覚えています。実は、その時電話に出てくださった方は今でも同じ職場で働いており、先日やっと「あの時の親切な対応が、私の背中を押してくれました」と、感謝の気持ちをお伝えすることができたんです。

また、1階フロアでフォークリフトに乗る女性は私一人なのですが、いづらさを感じたことはないですね。「分からないことは何でも聞いてよ!」と、気さくに声をかけていただけますし、安全面に関しても「うしろ、通ります」「お先にどうぞ」と、みなさんお互いを気遣いながら仕事をしていますので、安心して働けるのだと思います。

SBS ロジコムに入社してからは、一つひとつの作業の意味や必要性を、先輩方が丁寧に説明してくださるおかげで、理解を深めながら着実に成長できています。私も早くこの職場で頼られる社員になれるよう、日々精進していきたいですね。

仕事とプライベート、どちらも大切にできる毎日です

8時から17時までの日勤専従で働けることは、私にとって大きな魅力の一つです。物流の仕事は夜勤ありきのシフト制が一般的ですが、SBS ロジコムでは生活リズムに合わせた働き方ができるので、とてもありがたいですね。ここだけの話、仕事帰りに立ち寄る生鮮市場で、お得な野菜をゲットすることが、このところの密かな楽しみです。

休日は夫婦で一緒に映画を見たり、ベランダでの家庭菜園を楽しんでいます。季節によってネギや大葉、ニラやピーマンを育てているのですが、野菜が少しずつ育っていく様子はなんとも言えない癒しです。仕事と生活、どちらも自分のペースを崩さずに過ごせているからこそ、そういった楽しみが見つけられるのかもしれませんね。

物流の仕事に携わって8年が経ちました。フォークリフトの運転には慣れているつもりでしたが、新しい環境には緊張することも多いです。それでも優しく見守ってくださる先輩方のおかげで、今は毎日が本当に楽しく、充実した日々を過ごせています。

長く働き続けたいと思える職場に巡り合えた今、私の夢は「定年までフォークリフトに乗り続けること」。大好きな仕事に打ち込める喜びを胸に、これからも成長していきたいです。

ライター:清水海斗
カメラマン:山辺恵美子

(インタビュー取材 2025年2月)

取材メモ:
嬉しそうにフォークリフトに一目惚れしたお話をされる笑顔が輝いていました。
一方、フォークリフトを扱う動作は、ひとつひとつに自信とプロ意識を感じます。
支店で唯一の女性オペレーターとして、頼もしい存在になっていくことは間違いなく、期待のエースとしてこれからのご活躍がますます楽しみです。

笑顔で職場に立つ女性庫内オペレーター