Linking Work & Life

物流管理スタッフ

チームを強くするのは、失敗を恐れない挑戦。期待に応える喜びが、私を動かす原動力。

入社した年
2012年
家族構成
母、兄
休日の過ごし方
草野球
デスクワークをする男性庫内オペレーター

「自分には無理」と思っても、頼られると 本気のスイッチが入るんです

実は私、一度SBS ロジコムを退社した経験があります。なのになぜ、またこのユニフォームに袖を通しているのかというと、二人の上長の熱い言葉と行動に、心を突き動かされたから。

退職後、たまたま住んでいた場所が現在の支店の近くで、就職活動の合間に「半日だけでもアルバイトしないか」と声をかけてもらったのが、復職のきっかけでした。当初は「また社員で戻るなんてことはない」と思っていたのですが、当時の上司と支店長が本当に熱心に誘ってくれて。ある日、ファミレスで食事をした時、上司がこれまでにない真剣な表情で、私の将来について語ってくれました。「物流の世界で培った経験は貴重なんだぞ。お前の強みを活かせる場所は、ここじゃないのか」と。

「復職しても、また辞めるのでは」という懸念もあったはずなのに、私のために人事部にも直接掛け合ってくれたんです。これほど真剣に他人の可能性を信じてくれる人はそういません。この想いに全力で応えたい、中途半端なことはできない。そう思いました。

また、これまで国内物流の経験しかなかったのですが、輸出入の国際物流にもチャレンジできる機会もいただいたことで、自分の視野が大きく広がるチャンスだと確信したんです。そこからは迷いなどありません。私はプレッシャーに弱い面があるのですが、期待されると不思議と力が湧いてくるんです。まるで「お前ならできる」という言葉が、私の中の「本気スイッチ」を入れてくるように。この仕事への原動力は、今もいっさい変わっていません。

屋上で設備の確認をする男性庫内オペレーター

現場と管理をつなぐ「架け橋」として、日々変化する業務にやりがい

現在は主に港湾作業員の管理や施設管理、収支関係の書類作成などを担当しています。毎日のスケジュールは固定されておらず、様々な事態に対応する必要があります。朝はメールチェックから始まり、日中は近隣倉庫への巡回や突発的な問題への対応、夕方は提出書類の作成といった流れです。

以前は現場の仕事が楽しいと思っていましたが、今は管理部門の仕事にも面白さを感じています。最近、支店長から「力がついてきたね」と声をかけてもらったのですが、自分でも以前よりはるかに自信を持って仕事に向き合えている、そんな実感があります。

この数年で業務内容は大きく変わりました。かつては現場に出て、フォークリフトで荷物を運んだりコンテナの積み付けをしたりと、自分の手を動かす仕事が中心でした。今思えば、何でも自分でやってしまう傾向があったんです。でも、そのやり方では組織は強くなりません。今は一歩引いて、現場メンバーのサポートに徹するよう意識しています。

そんな中、今一番やりがいを感じるのは、現場メンバーが自ら業務改善を提案してくれた時です。以前なら「どうしたらいいか聞かないと」となっていたところを、自分たちで考え、行動に移してくれました。「自分たちはこうしていきたいんだ」という主体性が芽生えた時、組織全体の力は格段に上がるのだと思います。私が意識していることは、人を指示して動かすのではなく、まずはメンバーの可能性を信じて任せてみること。「大丈夫。責任は私が取るから、思いっきり挑戦してほしい」と声をかけています。失敗を恐れていては新しいことは生まれません。誰でも最初から完璧にできるわけではないんです。だからこそ、安心して挑戦できる環境を作ることが私の役割だと思っています。メンバーが自信を持って仕事に取り組み、成長していく様子が見れた時、この仕事をしていて本当に良かったと感じるんです。

笑顔でコミュニケーションをとる男性庫内オペレーター

多彩な専門家が集まる環境は、世界観が広 がる毎日です

SBS ロジコムには、様々な分野のプロフェッショナルが集まっています。互いに刺激を受けながら、人として大きく成長できる機会があふれた会社だと思います。私自身、輸出梱包の経験を通して、大きく視野が広がりました。

例えば、海上コンテナに貨物を積む時、梱包から荷崩れ防止まで様々な工夫が必要です。北米向けの自動車部品を送る際は、「税関」という言葉だけでもプレッシャーを感じましたが、チームで確認を重ねて責任を果たした時、言葉では言い表せられない達成感がありました。

また、職場ではここ最近、同僚と非常に良い関係が築けています。お互い本気でやっていますので、これまで衝突したこともありましたが、今は互いの足りない部分を補い合う、良いパートナーだと感じています。難しい仕事は協力し合い、忙しい時は頼り合える、とても良い関係です。また、支店によって仕事内容や雰囲気が全く異なるのもSBS ロジコムの魅力です。特殊輸送や倉庫管理、整備など様々な分野のスペシャリストがいて、その専門家たちと接することで自分の視野が広がります。「自分はこう思っていたけど、こういう考え方もあるんだ」と常に新しい発見があるのが、SBS ロジコムという会社です。

大切な家族と趣味の時間で、仕事へのエネルギーを充電

父が亡くなった時、お取引先の上席の方が葬儀に来てくれたことがありました。「彼が急に休むなんて、何かあったのか」と心配して連絡してくださったそうです。仕事での人間関係が、単なる仕事上のつながりを超えたものになることを実感した瞬間でした。

休日には、現在中断中の草野球をまたしたいと考えています。以前は熱心に参加していたのですが、少し太ってしまってからは足が遠のいてしまっていました。きっかけは同級生からの「久しぶりに来てくれよ」という誘いです。プライベートでも「期待してるよ」と言われて嬉しくなってしまうのは、やはりそういう性格なのでしょう。

仕事のことは家でもたまに考えることがありますが、心がけているのは「オンとオフの切り替え」です。休日をただ寝て過ごすだけでなく、趣味はもちろん家族との時間も充実させることで、仕事へのモチベーションも高まると感じています。

また、年齢を重ねるにつれて「人のために生きなければ」という思いが強くなってきました。かつての自分なら気づかなかったことにも、今は敏感になれていると感じますし、仕事でもプライベートでも、自分がどう周囲に貢献できるかを常に考えるようになりました。ふとした時に感じるそんな感情が、毎日の仕事をハリのある物にしてくれているのだと感じます。

ライター:清水海斗
カメラマン:山辺恵美子

(インタビュー取材 2025年2月)

取材メモ:
取材中は、終始ユーモアたっぷりで、場の空気を和ませていただきました。
ところが、インタビューが始まると一転。真剣な表情に変わり、仕事への熱い想いやこだわりを真摯に語る姿に、思わず引き込まれました。
部下とのミーティングでは、雑談を交えながらフランクに会話を進め、その優しく温かい人柄が伝わってきました。

職場に立つ男性庫内オペレーター